映画の出演権を蹴った話
こんにちは、つぁんです。
前回の記事
の続きとなります。
筆不精なもので続きを書こう書こうと思いながら今に至ってしまいました。
前回、映画の出演オーディションを受けて合格したという記事を書きました。
が、この話には続きがあります。
滑舌と動きを褒めていただき、映画への出演は確約されました。
確約はされたのですが、話を聞いていると
・今の僕の実力は映画出演に足るものではない。
・6ヶ月間のレッスンを受けてもらい、6ヶ月後に撮影開始とする。
といった旨の説明を受けました。
早い話が「6ヶ月レッスンを受けてみてね、6ヶ月後に映画出演できるレベルに育っていたら撮影開始するよ。」というわけです。
なるほどー!これは6ヶ月後になっても「君はまだ実力が足りないから〜」とかって言ってズルズルレッスンを受け続けさせ、レッスン費用数十万を取り続けるパターンのやつや!!
そう確信しながら説明を受け続けてみると、妙な点が多々出てきます。
レッスンは僕1人ではなく、僕と同じ状況の人(今回のオーディションを受けてレッスンを受けた後、出演確約)何人かと一緒に受けるそうです。
かっこいい言い方をすると共演者です。
レッスンの開始日は僕の好きなタイミングで決められるということでした。
説明を受けたのは土曜日で、レッスンは毎週日曜に実施するとのこと。
僕にやる気があるのであれば、翌日すぐにレッスンを始めれるように手配するとのことです。
え、次の日からレッスン始めることができるのですか?
3日前に同じオーディションを受けた共演者の方々に、初レッスンの日程を前日の夕方に告知するのですか?
担当者にそのことを指摘してみると、「うちはそのへん大丈夫になってるから」の一点張り。
色々と邪推ができます。
そもそも、僕はオーディション時の自分の演技にそこそこの自信がありました。
どこが出演するにあたって不足だったのか、聞いて唖然としました。
「君は舞台役者?やってたみたいだけど映像作品の経験少ないでしょ?瞬きし過ぎだったよ」
はぁ……?
大学での経験をエントリーシートに書かなかったので映像の経験が少ないと言われたのでしょうが、放送学科、放送系サークルの出身者で喋り手やってたんですから素人に毛が生えた程度には経験していると自負しています。
瞬きって何でしょうね。
僕がやったエチュードは男性同士のカップルの破局シーンで、僕は振られる側でした。
デートに誘われたと思ったら家の鍵を急に返され、別れを告げられる役柄です。
感情表現の一種として瞬きはあえて多くしました。
芝居と思ってもらえなかったようです。
実際、映像にする際に瞬きの回数が多すぎるならその程度はその場で指導いただければ直せます。
瞬きの回数が多かっただけで数十万かけて半年間のレッスンを受ける価値が本当にあるのでしょうか。
僕は映画の出演権を辞退しました。